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天使の降りた家

天使の降りた家

ボクは、社会の子

 【ボクは、社会の子】

弦ちゃんを育てていると、感じる事があります。
弦ちゃんは、私達の子でも有り、
社会の子、
みんなの子でもあるなぁ、と言う事。

リハビリの先生や、摂食指導の先生、主治医の先生、
障害児施設のすみれ教室の先生やその仲間たち、
弦ちゃんのイスを作ってくれる、でく工房のおじさん、
近所のお友達、公園で会うお友達、
よく家に遊びに来てくれるお友達、
じぃちゃん、ばぁちゃん、おじちゃん、おばちゃん…

直接会わない人でも、弦ちゃんを支えてくれている人は沢山います。
障害者手帳を取得した事で、ますます支えてもらっているのを感じます。


本当に色んな人に弦ちゃんは愛されて、見守られています。
障害があるからこそ、沢山の専門の先生にも出会えたし、
沢山の輪が生まれました。
そして、この輪はこれからどんどん大きくなると思います。


だから、弦ちゃんは私達だけで育てている気がしない。
弦ちゃんは社会の子
みんなの子、宇宙の子なんだな。



弦ちゃんの病気が分かった時、私達はとにかく情報が欲しかった。

どんな病気なのか
これからどうなっていくのか
私達は何をしたらいいのか 何が出来るのか

全てが初めての事で、分からない事ばかり
先の分からない不安ばかりが募る

そんな時、インターネットにはとても支えられた。
分からない事は、何回も調べる事が出来たし、
先生には聞けなかった事、もっと詳しく知りたい事も調べられた。

そして、何といっても勇気付けられたのが
同じような障害を持った子達のホームページやブログだった。

弦ちゃんもこんな風に大きくなっていくのかなぁ
こんな風にゆっくりながらも成長していくのかなぁ

歩けない子、しゃべれない子、自分でご飯食べられない子、
はたから見ると、とっても重いと思うような障害の子でも、
みんな一生懸命生きていた。
その子自身の人生を楽しんでいるように見えた。

そして、何よりも感銘を受けたのが、
どの子もとても愛されている、いい顔をしている事。

弦ちゃんだけじゃないんだ。
世の中には色んな人がいるんだ。
これが個性なんだ。
 
ハンディを持った子達が発信しているホームページやブログから、
どんなにか勇気をもらえた事でしょう。
どんなにか力をもらえた事でしょう。

私達は思いました。

いつか、私達も、こんな風に世界中に発信出来たらいいな。
下手でもいいから、弦ちゃんの事、知ってもらえたら良いな。

だって弦ちゃんはみんなの子
社会の子なんだもん






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